〝自分をいかして生きる〟

今年の2月、京都の地域活動「くらしの支援ネットワーク」の北川さんという方(女性)から熱心なお便りをいただき、いろいろな世代が集って〝自分の仕事〟を考えるミニフォーラムを開催することになりました。
この場の特徴は、大学生から高齢者まで、多様な世代で構成されるだろうこと。
同活動からは定年退職後の中高年世代・十数名が、京都の大学のぼくの授業からは20歳前後の学生・十数名が参加。残り数十名分のお申込みをひろく受け付けて、約90名の場をつくります。
「働き方は生き方と、仕事は人生と背中合わせ」に存在するのなら、それは生涯のテーマなのでしょう。異なる世代の人間同士で、〝自分の仕事〟を語り合う場づくりを試みてみたいと思います。
 
 ファシリテーター: 西村佳哲
 日時 : 2012年10月14日(日)
      13時〜17時(開場 12時半)
 場所 : 京都市中京青少年活動センター(中京区)
 参加費: 1,000円
 定員 : 90名程度
 持ち物: ・ノート、筆記用具
      ・クリップボード(お持ちなら)
 
 お申込み方法:
 お葉書かEメールで、次の事項をお送りください。
   1)お名前
   2)電話番号 or Eメール
   3)ご年齢
   4)ご住所
  お葉書郵送先:〒615-8107 京都市西京区川島北裏町57-2
         くらしの支援NETWORK事務局 北川宛
  メール送信先:aaa97430@pop16.odn.ne.jp
 先着順で受け付け、定員になり次第しめ切ります。

 

 
ことの次第
2010年の秋に京都精華大で開催した西堀晋さんとのトークセッション「なんのための仕事?」に参加していたという京都在住の女性から、こんなお便りをいただきました。
 ポスターに魅かれ、参加しました。
 タイトルに、自分の仕事のあり方を重ね合わせ。
 特別支援学校の講師をしているのですが、
 彼ら彼女らの仕事にも重ね、
 介護職として接っしている障害者や高齢者と重ね、
 わたしのまわりの定年退職した人たちの
 これからの仕事を重ねて。

彼女(北川美子さん)は、「くらしの支援ネットワーク」という地域活動を10年つづけているとのこと。自宅の一室を開放して、月に一度の集まりを盛っているとのこと。
歳をとってゆく自分たちが、自分たち同士で必要な面倒を見合えるように、最初はAEDなどの技術講習からはじめ、追って文化的なサロンとしても機能させてきたと言います。
京都駅でお会いして、これまでの活動の様子を写真で見せてもらいました。
「近所の方々が集まっているんですか?」と訊ねたところ、「近隣の人間同士には距離が近すぎる難しさもあって。すこし広い地域内で、関心を持った人たちが互いに集まっています」とのこと。
いまはまだ高齢者ではない人たちも、いずれそんな年齢になります。北川さんの周辺には、その時期の過ごし方の知恵が蓄積されているように感じました。
また「いい活動だな」とも感じて、彼らの10周年にあたるイベントを一緒につくってもらえないでしょうか? という相談にお応えした次第です。
「世代を超えて、コミュニティでの役割を考える機会を創りたい」と北川さん。僕はポスターに以下の言葉を寄せました。
 働きを通じて自分の居場所をつくり、
 社会とつながることは、
 年齢を問わないテーマだと思います。
 北川さんのお声がけで、
 多様な年代の人々が集まり、それぞれの仕事について
 考え合う場をつくることになりました。

というわけです。
心が動いた方、午後4時間の短いフォーラムですが、親と、親戚と、兄弟と、友人と、どうぞお越しください。
🙂
            *
主催 くらしの支援NETWORK
共催 公益財団法人 京都市ユースサービス協会
後援 京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、財団ボーダレス基金、京都市社会福祉協議会、西京社会福祉協議会、川岡自治会連合会、川岡地域女性会、京都新聞社会福祉事業団

by 2012年8月28日