新緑の穂高養生園で「健康にはどこか幻想のような…」という話のつづきを辿る2泊3日
「梅雨入り前の新緑が、美しくてたまらない。一年でいちばんおススメの季節!」と、養生園のスタッフから滞在を薦められて約半年。
穂高養生園のオーナーで創設者の福田俊作さん、北海道浦河・べてるの家の向谷地生良さん、私・西村佳哲の三人で、集まった人たちと森を歩いたり、美味しいご飯を食べたり、焚き火を囲みながらゆっくりすごし語り合う(語り合わなくてもいい)、2泊3日の滞在プログラムをひらいてみよう!と思います。
日時 :2018年5月12日(土)~14日(月)
集合 5/12 13:00頃 現地集合
解散 5/14 12:30頃
ゲスト:福田俊作(穂高養生園)、向谷地生良(べてるの家)
主宰・ファシリテート:西村佳哲
場所 :穂高養生園・森の家/長野県 穂高
参加費:28,000円(事前振込)
宿泊費:29,000円(食事を含む宿泊滞在費/現地精算)
定員 :13名

初めて穂高養生園を訪れたのは、確か15年ほど前。建築家の友人が養生園で自然素材の小屋を建てるワークショップを手伝い、その彼に「行った方がいい」と薦められました。
訪れてみたら、なんとまあ気持ちのいい場所で。マクロビの食事もすごく美味しくて。「ここでワークショップ滞在できたらいいな…」と思い、追って約10年ほど、毎年7泊8日の「非構成的エンカウンターグループ」をひらくようになり、穂高養生園の移り変わりを見てきました。
日数の長いワークショップは施設の質や清潔さ、よい食事、そしてスタッフの質に支えられます。僕にとって穂高養生園は、安心して滞在プログラムを開ける国内有数の場所。こんなところがあるんだ、ということを共有できると嬉しい。
3年前に奈良の図書館で「ひとの居場所をつくるひとフォーラム」という2泊3日のトークセッションを開きました。それを基盤にした本『一緒に冒険をする』(弘文堂・4月末頃出版予定)の完成が近づいています。

この本には、穂高養生園で福田俊作さんと交わしたインタビューが掲載されている。
一個人の身体の健康や治療をめぐる話から、この社会の話へ、フレットレスで連続する福田さんの話がとても面白かったし、ひきつづき考えたいことが増えた。視界が広がったということです。

福田さんとの最近のやり取りの中に、「〝健康〟というのは難しくて、ある意味、幻想のようなところがあります」という言葉がありました。確かにそうだなと。似た類に〝成功〟や〝幸せ〟がある。
この話には奥行きが感じられる。入っていってみたい。書籍出版を口実に、福田さんとすごす2泊3日の養生園滞在も組んでみたい。
でも、せっかくだからもう一人お招きして…と思い、北海道の向谷地生良さん(ソーシャル・ワーカー、べてるの家理事)に相談しました。

向谷地さんはこんな人。

これじゃわからないかもしれませんが、調べて!というか、『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』という本にいいインタビュー(「生きるエネルギーを仕事からもらわない」)が載っているので、読んでいただけたら。:-)
向谷地さんは著作多数ですが、上記のインタビューを申し込むきっかけは『べてるの家の「非」援助論』(医学書院)で、少し前の本ですが、興奮しながら数時間で一気に読んだ記憶があります。
福田さんは養生園を通じて、ひとの身体の健康に。向谷地さんはべてるを通じて、ひとの精神の健全化にかかわってきた(西村の理解)。
その二人と「健康にはある意味、幻想のようなところがある」という先の話のつづきを、焚き火でも囲んで交わし合えたら。
施設規模の都合から、募集枠は12名程度。一緒に食事を楽しめる最大規模かな。ピンと来たひと、どうぞお越しください。
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◎お申込み方法:
以下の事項をお送りください。先着順で受け付けます。
・お名前:
・連絡用メールアドレス:(複数可)
・連絡用電話番号:
・ご住所:
・ご年齢:
・性別:
・お仕事・専攻など:(差し支えのない範囲で結構です)
・通信欄:(よろしければ、なにか)
送付先:hodaka1805@livingworld.net
◎申込完了までの流れ:
・お申込みいただいた方には、催行人数に達し次第連絡します。追って参加費をお振り込みいただき、その確認をもって参加申込み完了となります。
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一般公開レクチャー
5/12(土)20:00~21:30
向谷地生良さんが、べてるの家で体験してきたこと
場所: 穂高養生園・木と人カフェ 2階
参加費: 500円くらい
2泊3日の一部分を、一般の方も参加できるレクチャーとして公開します。詳細は穂高養生園のウェブサイトで、追ってお知らせします。




by 2018年3月17日