新しい年に向けて
12月に訪れた京都の風景です。高野川と賀茂川の合流地点。奥に下鴨神社の木々が見えます。川の名前は、ここから「鴨川」になるんですね。
私たちは2014年から徳島の神山町に家を借り、東京との二拠点で仕事と暮らしを営んできました。そして来春にはまちを離れ、次の場所へ向かいます。
この7年間、神山では大切な仕事と、いい仲間に恵まれました。思い返す時間の数々に感謝の気持ちがあります。
すべての水は海へ流れるわけですよね。あるいは蒸発して、またどこかに降る。
一筋の川が流れる山あいのまちで暮らしながら、あらためて感じたことの一つは、水がものを動かしてゆくこと。土や石やその他すべて。そして水は、動きの中に健やかさがあるということです。
自分たちを水になぞらえるわけではありませんが、流れを大切にして、新しい年へ向かいたいと思います。
年始の挨拶にかえて
by LW 2021年12月31日
東京の3つのお店で、「太陽系のそと」をお求めいただけます
この夏から、国立新美術館のミュージアムショップ/スーベニアフロムトーキョー(乃木坂)、CIBONE(表参道)、CIBONE CASE(銀座)の三つのお店で、銀河系の立体造形「太陽系のそと」(7cm角版)のお取り扱いが始まりました。
→ つづきを読む→ Read more by LW 2021年10月7日
新しい年をむかえて
わたしたちが暮らす神山町の、あるキャンプサイトの奥に、この川辺があります。
何年もかけてその施設をつくってきた人が、「僕のいちばん好きな場所」だと案内してくれました。
〝好きな場所〟があるのは素敵なことだなと思います。その良さをすごくよく知っていて、人を案内することも出来るということ。
でも考えてみれば、料理でも、小説でも、教育でも、すべて同じですね。自分たちが「とてもいい」と感じていて、他の人とぜひ分かち合いたいと思う。そんな仕事を重ねてゆきたいと思います。
年始の挨拶にかえて
by LW 2020年12月31日
生きている色
前庭の柏葉紫陽花。梅雨どきの花に気を取られていたけど、この季節の葉がとてもきれいな色だと、先週気づきました。
で、その色もいまはもうない。月日はどんどん進んでゆきますね。
by LW 2020年12月11日
この年を
先月末、八ヶ岳の山裾から眺めた景色です。
冬至をすぎて、毎日少しづつ日が長くなっていますね。
気温の変化は少し遅れて動く。
冷えきったユーラシア大陸からとどく寒波は、これからです。
毎年同じようにくり返される営みの変化を、今年も新鮮な気持ちで味わえますように。
変わってゆくものと、変わらないものを、どちらも大切にしたい。
すべては一回性であって、同じ景色も実は二度と見れないことを忘れずにいたい。
この年を、よく見て生きてゆきたいと思います。
by LW 2020年1月3日
よい年に
冬のはじめの頃、通りがかりに覗き込んだ、近所のビワの木です。
段差があって、高い枝先の花が目の前にくる。
ビワの実はよくいただくし美味しいけど、香りも素敵ですね。とてもよかった。柔らかい毛に包まれた房状の花がこぼれていて、蜂もやって来ます。
結実は6月頃。
その頃の今年は、どんな感じでしょう。
意志から実現してゆくことは、実はそれほど多くない気がするけど、意識をもって日々を生きてゆくのは大事なことだと思います。
よい年に。
by LW 2019年1月1日
新しい本を書きました
18-4-7 西村佳哲
前著『ひとの居場所をつくる』から5年。10冊目にあたる本を書きました。今月下旬から書店に並びます。
僕が「この人の存在を分かち合いたい!」と思ってきた約9名と、インタビューや、フォーラムのセッションで交わした言葉でできている一冊。ゲラを読み返して「いい。何度でも読める(笑)」と、我ながら温かく感じている。どうぞ、手にとってみてください。
→ つづきを読む→ Read more by LW 2018年4月7日
「太陽系のそと」12cm角版の注釈付き販売 [完売]
お問い合わせの多かった「太陽系のそと|銀河系」12cm角バージョンの、ある経緯で生じたB品の注釈付き販売分、完売致しました。ありがとうございます。品質管理の難しさから、今後の再生産の予定はございません。ご了承ください。
→ つづきを読む→ Read more by LW 2018年3月9日
遠くを見ることについて
17-5-6 西村佳哲
僕は身長がやや高く(180cm)、それもあってか姿勢が崩れやすい。顔写真を撮られるとき「もう少し顎をひいて」と言われることが多く、静かに恥じ入っている。
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by LW 2017年5月6日
サウンドバム、ミャンマーへ
17-1-29 西村佳哲
サウンドバムは、1999〜2006年頃に絶賛取り組んでいたプロジェクトだ。パイオニア(Pioneer)の協賛を得ながら、参加者を募って世界各地へ「音の旅」に出かけていた。
→ つづきを読む→ Read more by LW 2017年1月29日