新しい年をむかえて
わたしたちが暮らす神山町の、あるキャンプサイトの奥に、この川辺があります。
何年もかけてその施設をつくってきた人が、「僕のいちばん好きな場所」だと案内してくれました。
〝好きな場所〟があるのは素敵なことだなと思います。その良さをすごくよく知っていて、人を案内することも出来るということ。
でも考えてみれば、料理でも、小説でも、教育でも、すべて同じですね。自分たちが「とてもいい」と感じていて、他の人とぜひ分かち合いたいと思う。そんな仕事を重ねてゆきたいと思います。
年始の挨拶にかえて
by LW 2020年12月31日
生きている色
前庭の柏葉紫陽花。梅雨どきの花に気を取られていたけど、この季節の葉がとてもきれいな色だと、先週気づきました。
で、その色もいまはもうない。月日はどんどん進んでゆきますね。
by LW 2020年12月11日
この年を
先月末、八ヶ岳の山裾から眺めた景色です。
冬至をすぎて、毎日少しづつ日が長くなっていますね。
気温の変化は少し遅れて動く。
冷えきったユーラシア大陸からとどく寒波は、これからです。
毎年同じようにくり返される営みの変化を、今年も新鮮な気持ちで味わえますように。
変わってゆくものと、変わらないものを、どちらも大切にしたい。
すべては一回性であって、同じ景色も実は二度と見れないことを忘れずにいたい。
この年を、よく見て生きてゆきたいと思います。
by LW 2020年1月3日
よい年に
冬のはじめの頃、通りがかりに覗き込んだ、近所のビワの木です。
段差があって、高い枝先の花が目の前にくる。
ビワの実はよくいただくし美味しいけど、香りも素敵ですね。とてもよかった。柔らかい毛に包まれた房状の花がこぼれていて、蜂もやって来ます。
結実は6月頃。
その頃の今年は、どんな感じでしょう。
意志から実現してゆくことは、実はそれほど多くない気がするけど、意識をもって日々を生きてゆくのは大事なことだと思います。
よい年に。
by LW 2019年1月1日
新しい本を書きました
18-4-7 西村佳哲
前著『ひとの居場所をつくる』から5年。10冊目にあたる本を書きました。今月下旬から書店に並びます。
僕が「この人の存在を分かち合いたい!」と思ってきた約9名と、インタビューや、フォーラムのセッションで交わした言葉でできている一冊。ゲラを読み返して「いい。何度でも読める(笑)」と、我ながら温かく感じている。どうぞ、手にとってみてください。
→ つづきを読む→ Read more by LW 2018年4月7日
「太陽系のそと」12cm角版の注釈付き販売 [完売]
お問い合わせの多かった「太陽系のそと|銀河系」12cm角バージョンの、ある経緯で生じたB品の注釈付き販売分、完売致しました。ありがとうございます。品質管理の難しさから、今後の再生産の予定はございません。ご了承ください。
→ つづきを読む→ Read more by LW 2018年3月9日
遠くを見ることについて
17-5-6 西村佳哲
僕は身長がやや高く(180cm)、それもあってか姿勢が崩れやすい。顔写真を撮られるとき「もう少し顎をひいて」と言われることが多く、静かに恥じ入っている。
→ つづきを読む→ Read more
by LW 2017年5月6日
サウンドバム、ミャンマーへ
17-1-29 西村佳哲
サウンドバムは、1999〜2006年頃に絶賛取り組んでいたプロジェクトだ。パイオニア(Pioneer)の協賛を得ながら、参加者を募って世界各地へ「音の旅」に出かけていた。
→ つづきを読む→ Read more by LW 2017年1月29日
「する」ことと「起こる」こと
17-1-20 西村佳哲
杉本さんが書いてくれた greenz.jp の記事が有り難い内容で、何度か読み返した。神山の仕事や暮らしはその後もつづいていて、一昨日は町の若手約50名で青木将幸さんを講師に招き、丸一日の「グッドミーティング講座」を体験していた。
→ つづきを読む→ Read more
by LW 2017年1月19日
ニューヨークの鳩
以前クライスラービルの屋上から、高所恐怖症ではないけれどヒヤーッとした気持ちでフェンスに近づいてニューヨークの街並みを見下ろしていたら、どこかから飛んで来た鳩がその向こうにとまって、屋上の縁を「ポッポッー」と歩いてゆく。縁の向こうは高さ282メートルの中空です。
→ つづきを読む→ Read more by LW 2017年1月1日