インタビューの教室・ケヤキ編
ひとの話をきく、感覚と技術をめぐる2日間
「インタビューの教室」の週末2日間版を、東京都心部の別荘のような邸宅「ラ・ケヤキ」で開催します。
ひとの話を「きく」感覚と技術について、インタビューというかかわり方を通じて学び、試し、味わえる場をつくります。
僕(西村佳哲)はインタビューの最中、なにをしているのか? を、一つのサンプルとしてお伝えしながら、参加する方々が、各自のインタビューや「話をきく感覚と技術」を吟味する機会を形づくりたいと思います。
日時 :2011年9月18, 19日(日・月祝)
両日とも9:00〜21:00/通い型
ファシリテータ:西村佳哲
場所・共催 :ラ・ケヤキ(東京・四谷)
参加費:18,000円
定員 :12名(先着順)
◎持ち物:
・ノート、筆記用具
・クリップボード
・ICレコーダー(ないしテープレコーダー)
+ヘッドフォン or イヤホン など
◎お申込み方法:
以下の事項を、8/12(金)まで にメールでお送りください。
*定員となりました。キャンセル待ち受付中(6/25)
・お名前:
・連絡用メールアドレス:(複数可)
・連絡用電話番号:
・ご住所:
・ご年齢:
・性別:
・お仕事・専攻など:(差し支えのない範囲で結構です)
・お申込みの動機:(必要ですが選考時の素材にはしません)
送付先:interview1109@livingworld.net
◎お申込み完了までの流れ:
催行人数の10名に達した時点で各人に連絡します。1週間以内を目処に参加費をお振り込みいただき、その確認をもって参加申込み完了となります。
ラ・ケヤキ
インタビューの教室はここのところ、どれも東京を離れた場所で開催していました。リトリート的なワークショップのあり方は気に入っているのですが、参加できる人が限られるのが難点です。
そこで、東京で、週末や休日の短めの日程で開催できる場所を探していたところ、友人を介してこの場所に出会った。東京の森の奥の一軒家という感じで、初めて来た時にはすこし驚きました。
学生の頃くり返し聴いていた、ピエール・バルーゆかりのこのお家を、年に何度か、共催という形で使わせていただけることになり、とても嬉しく感じています。
なぜ「インタビュー」の教室を?
それほど数多くはないけど、僕はこれまで複数のインタビューワークを重ねてきました。で、この仕事が好きです。
相手を自分で決めて、自分の本にまとめているから言える言葉かもしれない。好きこのんでやっているわけだから。でも僕がインタビューを通じて感じている面白さは決して個人的なものではなくて、少なからぬ人々と共有できるんじゃないか…という気持ちがあります。
そこに踏み込んでみようと思い、インタビューの教室を始めました。
インタビューは「取材」ではないし、もちろん「カウンセリング」でもない。でも、その両方の働きや作用を持ちうる、きわめて微妙な関わり方の技法だと思います。
その語源は「inter(相互に)+videre(見る)」だそうだけど、「二人の間に見えてくる風景」と解釈してもいいんじゃないかと思う。
僕にとってインタビューとは、人を通じて見えてくる風景に魅入ることであり、その執筆は風景画を描く作業に似ています。
この教室では「かく」でなく、「きく」部分を中心に据えます。それはそこが最もライブかつ面白い部分だし、描く能力以前に、どれだけ見ているか・見えているかが、どんな絵が描けるか? において決定的だと思っているからです。
インタビューの技術やセンスのある人が増えることは、社会にとっても良いことでは? と思うのですが、細かい話は教室で。
プロを目指す人でなくても、インタビューを学んでみたい人、ひとの話をきくことに興味のある人。どうぞ参加してみてください。
西村のインタビュー・ワーク(書籍):
『自分の仕事をつくる』(2003)
『自分をいかして生きる』(2009)
『自分の仕事を考える3日間・1』(2009)
『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』(2010)
↑本人がインタビュー本としていちばん納得しているのはこれ 🙂
『かかわり方のまなび方』(2011)
by 2011年6月16日