インタビューの教室・春
ひとの話を〝きく〟技術と感覚をめぐる一泊二日+三回
2013年・春の東京編
福岡で試みた二月の3人クラスにつづき、参加者6名での「インタビューの教室」を東京でひらきます。
まず最初に週末を利用した一泊二日の場を持ち、インタビューを通じて僕(西村)が学び・考え・味わってきた「きく」ことをめぐるあれこれの共有を試み、そののち少し日数をあけながら2〜3時間の場を計三回ひらく…という形を考えました。
このワークショップをつづけている個人的な動機は、最初の頃(約十数年前)は仮説検証のようだった自分のインタビューが、追って肖像画を描くような時間になり、気がつくと風景画を描くような仕事になっていた。今もそうですが、その面白さを分かち合ってみたい!という気持ちにあります。
「きく」ことを介した人とのかかわり合いや、ご自分の「きく力」に関心のある方。どうぞお越しください。
日時: 2013年4月28・29日(日月)
集合 4/28 9:30頃
解散 4/29 21:30頃
└ +三回(各2〜3時間)、この日程は5〜6月を目処
に参加メンバーと相談のうえ決定
ファシリテータ: 西村佳哲
場所: 東京(詳細は参加者にお伝えします)
参加費: 47,000円(+宿泊費4,800円、食費は個人精算)
定員: 6名(先着順)
持ち物:
・筆記用具
・クリップボード
・ICレコーダー(ないしテープレコーダー)
+ヘッドフォンorイヤホン
・その他、宿泊用品など
◎お申込み方法:
以下の事項をメールでお送りください。先着順で受け付けます。
*受付終了します(4/3)
・お名前:
・連絡用メールアドレス:(複数可)
・連絡用電話番号:
・ご住所:
・ご年齢:
・性別:
・お仕事・専攻など:(差し支えのない範囲で結構です)
・お申込みの動機:(参加者選考などの意図はありません)
送付先: interview1304@livingworld.net
◎お申込み完了までの流れ:
申込者には定員になり次第結果をご連絡します。その後、数日以内に参加費をお振り込みいただき、その確認をもって参加申込みの完了となります。
なぜ、インタビューのワークショップを?
インタビューは「取材」ではないし、もちろん「カウンセリング」でもない。でも、その両方の働きや作用を持ちうる、きわめて微妙な関わり方の技法だと思います。
その語源は「inter(相互に)+videre(見る)」だそうだけど、「二人の間に見えてくる風景」と解釈してもいいんじゃないかと思う。
僕にとってインタビューとは、その人の案内のもと、ある自然の只中へ入ってゆくような体験で、執筆はその風景画を描く作業に似ています。
インタビューの技術やセンスは、たとえばライターに限らず様々な仕事で役に立つ準OS的なユーティリティのようにも思えるのですが、細かい話は教室の時間の中で。
現在、インタビューを主題にしたワークショップは、年に2回夏と冬に信州の女神山にあるリトリートセンターを一棟借り切って、定員12名・五泊六日で開催しています。
これと別に、その間の春と秋の時期に少人数クラスをもってみたいと思い、今年(2013年)の2月にまずは福岡で3人クラスをひらきました。具合はとても良かったのですが、少し試してみたいことがあり、今回の6人クラスに至った次第です。
プロを目指す人でなくても、ひとの話をきくことに興味のある人、インタビューを学んでみたい人、ライターとしてインタビューの仕事を重ねているけど少し見直してみようかなといった方。どうぞご参加ください。
(西村佳哲)
西村のインタビュー・ワーク(書籍):
『自分の仕事をつくる』(2003)
『自分をいかして生きる』(2009)
『自分の仕事を考える3日間・1』(2009)
『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』(2010)
『かかわり方のまなび方』(2011)
『いま、地方で生きるということ』(2011)
『わたしのはたらき』(2011)
『なんのための仕事?』(2012)
by 2013年2月22日