インタビューのワークショップ
はじめてから10年が経とうとしているワークショップです。新鮮な気持ちでつづけたい。今年の冬のプログラムは、八ヶ岳の裾野にある清泉寮(清里)で開催することになりました。

「インタビューのワークショップ」と銘打っていますが、ライターの仕事をされている参加メンバーは毎回むしろ少数派で(もちろんいるけど)、ひとの話をもっときけるようになりたいと語る、いろんな年齢、いろんな領域の人が集まります。
ちょうど2年前、目の見えない方が参加されて、彼女と交わした言葉や表情をときどき思い出します。盲導犬と一緒に滞在なさった。そのときのことを短いエッセイで書いたことがある(「目をとじて、見えてくるもの」びお/ぐるり雑考)。
〝話す行為というのは、実はかなり全面的に聞き手の存在に依存している。聞いてもらえるから話せるのであって、新作を公開した映画監督も、入院先のベッドの患者さんも、どんなに話してみたいことがあっても、目の前の相手が「聞いていない」とわかったら、たちどころに言葉を失う。
話の上手い人が多い社会より、ひとの話をきける人が多い社会の方が、生き生きとしたものになるはずだ。めいめいが感じているささやかなことが、表現され、育ってゆくので。僕はそんな社会で生きたい。〟
そうそう。そうなんです。そんな気持ちで僕も楽しんでいる。暖炉に薪をくべながら、ひとの声・自分の声に耳を傾けて、年の瀬の5泊6日を一緒にすごしませんか。
インタビューのワークショップ 2019・冬の清里編
ファシリテーター: 西村佳哲
日時 : 2019年12月25日(水)~30日(月)
集合 12/25 15:24(JR清里駅集合)
解散 12/30 12:30頃(昼食前)
場所 : 清泉寮 山梨県・清里
参加費: 62,000円 +宿泊費72,000円/食費込
定員 : 9〜10名
持ち物:・筆記用具、クリップボード
・ICレコーダー(ないしテープレコーダー)
+ヘッドフォンorイヤホン
・その他、宿泊用品など

◎お申込み方法:
以下の事項をメールでお送りください。先着順で受け付けます。
・お名前:
・連絡用メールアドレス:(複数可)
・連絡用電話番号:
・ご住所:
・ご年齢:
・性別:
・お仕事・専攻など:(差し支えのない範囲で結構です)
・お申込みの動機:(必須、ただし選考用途ではありません)
送付先: 1912megami@livingworld.net
◎お申込み完了までの流れ:
・申込者には、催行人数に達し次第ご連絡さしあげます。その後参加費をお振り込みいただき、確認をもって参加申込みの完了となります。
・全日程の参加が前提です。

清泉寮は、名物のソフトクリームやホテルが矢面に立っていますが、元々は、戦前に立教大学の教員や学生が野外教育のキャンプサイトとして通い始めたところから始まった教育施設でもあります。夏休みに訪ねると、養老孟司さんと子どもたちのグループが「昆虫合宿」中で、食堂で横に並んでいたりする。
個人的に、馴染みも思い出もたくさんある場所です(以前スキームマークやパンフレットのデザインをLiving Worldで手がけたこともある)。
宿泊は、森のコテージ。

教室には、こんなホールを借ります。

お風呂は温泉。湯質がかなりいい。(コテージにも浴室はありますが)

長い滞在を支えるのは、良好な自然環境、新鮮な空気、施設の清潔さ、そして食事です。ここのご飯も美味しい。食べ過ぎに注意が必要。>清泉寮の食事
どうぞ。:-)
「きく」ことにつながる自著を、3冊選んでみると…
『かかわり方のまなび方』(2011)
『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』(2010)
『一緒に冒険をする』(2018)
by 2019年11月1日