ワークショップとはなにか?
“自分”とワークショップについて
西田真哉・中野民夫・西村佳哲と考える2日間
さまざまな分野で「ワークショップ」という名のイベントがひらかれています。でも「これがそうなの?」と、首をかしげたことはありませんか。
ワークショップとは何なのか。欠かせないエッセンス(本質)があるとしたら、それは一体なに?
そもそもこれは、普遍的に語れるものなんでしょうか?
2002年から04年にひらかれた「全国教育系ワークショップフォーラム」は、異なる分野のワークショップ体験を通じ、全国から集まった人々とともに、ワークショップについて考える場でした。
その中心人物、西田真哉・中野民夫のふたりを招いて、あらためて「ワークショップとはなにか?」を掘り下げる2日間をひらいてみようと思います。
日時 :2008年8月20日(水)- 21日(木) 終了しました
└ 集合 8/20(水)9:45
解散 8/21(木)21:00頃
場所 :東京(追ってお伝えします)
ゲスト:西田真哉(トヨタ白川郷自然學校 校長)
中野民夫(ワークショップ・プロデューサー)
主催 :西村佳哲(リビングワールド、全国教育系ワークショップフォーラム)
費用 :18,000円(食費別/宿泊は付きません)
定員 :18名
対象 :「ワークショップとはなにか?」という問いについて、
自分の視点を増やし・掘り下げてみたい方
写真左:西田真哉さん 右:中野民夫さん
◎プログラム案
8/20(水)
・オリエンテーション、導入ワーク(10~11:30)
・西田真哉/ワークショップ Ⅰ・Ⅱ(13:00~17:00)
└ バナナ1本からの分かれ道
└ 価値あるワークショップって?
・西村佳哲による中野民夫インタビュー(18:30~21:30)
8/21(木)
・西田真哉/ワークショップ Ⅲ(9~16:00)
└ 自己啓発ワークショップ体験
・西田真哉/インタビュー(16:00~17:00)
・シェアリング(18:30~21:00)
プログラム構成:西田真哉、西村佳哲
* 中野民夫さんは8/20の夜のブロックのみの参加。西田真哉さんには2日間ご一緒していただきます。
* 上の案は5月時点の素案です。当日に多少変更する場合があること、ご了承ください。
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◎このワークショップについて
ある人は「ワークショップとは手段であり、道具であって、目的ではない」と言います。
ごもっとも。でも、その言葉を「対話」に置き換えてみるとどうだろう。「対話」はただの道具と言えるでしょうか?
話が飛びますが、20年ほど前にパーソナルコンピュータの登場を予言したアラン・ケイという人は、技術偏重になりがちなコンピュータ開発の状況に対し、「グランドピアノの中に〈音楽〉があるわけじゃない!」という言葉を投げかけました。
では〈音楽〉はどこにあるのか。あるいはどのように生まれるのだろう。話の置き換えを試みると、ワークショップはこの話の「グランドピアノ」に該当するのか、それとも「音楽」の方なのか。
ワークショップを語る言葉には、それぞれの人のコミュニケーション観や人間観が、見え隠れします。
「ワークショップとはなにか?」という問いについて、その先達の話を聞きながら、参加者が互いの考えや思いを味わい、確かめる機会を4年ぶりにつくってみたいと思いました。
中野民夫さんは、7年前に岩波新書の「ワークショップ」を書きました。本には、大学時代から始まる彼の探求の成果が凝縮されています。しかし現在の彼は、また違うステージに足を歩み入れているようです。
西田真哉さんは、教会の牧師として学ぶ中でワークショップに出会い、神戸の震災、環境教育への参画、青年の家での所長業、中国の教育者たちへの関わりなど、様々な場で実践を重ねてきました。昨年からは、白川郷自然學校の校長職についています。
お二人にとって、ワークショップとはなにか。
どのようにして現在に至ったのか。
なにを大事にしているのか、といった話を聞きながら。またワークショップを体験しながら。参加者一人ひとりが、自分のワークショップ観を検討する場をつくってみたいと思います。
西村佳哲 2008-5-8
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この他のワークショップの情報は、イベント情報ページ「LWのむこう数ヶ月」をご覧ください。
by 2008年5月7日