ワークショップとはなにか?

その2
構成と非構成をめぐって…
青木将幸・西村佳哲と考える2日間

 
今年の夏、好評のうちに終了した「ワークショップについて考えるワークショップ」の第2回を開催します。
ゲストは青木将幸さん。
ごみゼロキャンペーンで有名なA SEED JAPANの主要メンバーでもあり、環境教育やNPO・NGOなどの会議ファシリテーションを形にしてきた若き実力派です。
非構成的WS(ワークショップ)とは、あらかじめ用意されたプログラムのないワークショップのこと。
12月の二日間、青木さんのファシリテートによる構成的なWSと非構成的なWSを、少人数で体験しながら、その味わいと意味合いを確かめ、掘り下げる時間をつくりたいと思います。
 
 日時 :2008年12月11日(木)- 12日(金)
     └ 12/11(木)9:45集合 21:00頃終了
      12/12(金)8:45集合 21:00頃解散
 場所 :東京(追ってお伝えします)
 ゲスト:青木将幸(青木将幸ファシリテーター事務所
 主催 :西村佳哲(リビングワールド、全国教育系ワークショップフォーラム、ワークショップの源流を探る読書会)
 費用 :18,000円(食費別/宿泊は付きません)
 定員 :12名
 対象 :「ワークショップとはなにか?」という問いについて、
     視点を増やし・掘り下げてみたい方

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写真左:青木将幸さん(構成的) 右:青木将幸さん(非構成的)
*写真はふざけてますが、ワークショップの内容はいたって真面目です

 
◎プログラム案・予定
 12/11(木)
 ・西村佳哲によるイントロ(10~11:30)
 ・青木将幸と構成的ワークショップ(13:00~17:00)
 ・青木将幸と非構成的ワークショップ Ⅰ(18:30~21:00)
 12/12(金)
 ・青木将幸と非構成的ワークショップ Ⅱ(9~12:00)
 ・ふたつを体験して(13:30~15:00)
 ・青木将幸へのインタビュー(15:30~17:00)
 ・シェアリング(18:30~21:00)
 プログラム構成:青木将幸、西村佳哲
*21時頃終了予定ですが、状況により多少前後します。
*上は10月時点の素案です。当日多少変更する場合があること、あらかじめご了承ください。
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◎お申込み方法:
 以下の事項を、11/7(金)までにメールでお送りください。
 ・お名前:
 ・連絡用メールアドレス:(複数可)
 ・連絡用電話番号:
 ・ご住所:
 ・ご年齢:
 ・性別:
 ・お仕事・専攻など:(差し支えのない範囲で結構です)
 ・お申込みの動機:(必要ですが選考時の素材にはしません)
 送付先:whatisws0812@livingworld.net 受付、終了しました
 
◎お申込み完了までの流れ:
・お申込が定員を超えた場合は、抽選ないし先着順で選考させていただきます。
・申込者には、11/14(金)頃までに結果をご連絡します。その後一週間以内に参加費をお振り込みいただき、確認をもって参加申込みの完了となります。
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◎このワークショップについて
青木将幸より
僕自身は、19才のころから構成的なファシリテーションに関わってきて、ついここ数年で非構成というものに出会い、大きく揺らいできている人間です。
構成的なファシリテーションの場合、きちんとしたねらいを持ち、参加者理解を深め、絶妙なアイスブレイクや、適切な問いかけ、休憩のタイミング、ふりかえりの工夫などを、うーん、うーんとうなってデザインしています。
しかし、これらの構成的な工夫やデザインは、非構成的な場においては「邪魔でさえある」というようにもとらえられており、長く構成的なファシリテーションに関わってきた自分としては、戸惑いさえ感じるものです。
この2日間では、構成・非構成の両方の味わいについて、シェアしたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。
 
西村佳哲より
子どものキャンプ活動を長く手がけている友人が、「達人ほどフリーキャンプ的になるんだ」という話をしていました。
なにをどうするか、その場で、直接的な関わりの中で考え・形にしてゆく、ということです。
ワークショップに興味をもって、それに近づき始めたばかりの頃は、プログラムが「よくできている!」ことへの驚きと興奮があった。(無論、ものによりますが)
しかし、参加していると「やらされている感」に悩まされることもあるし、ファシリテートする立場だと、自分が用意したプログラムで、両手も心も塞がってしまって、場が見えなくなることがある。進行やプログラム消化の方に気を取られたり、ひどい時にはスベル&痛いといった事態も不本意ながら体験する。
そんな中、次第に非構成的なワークショップに興味を持つようになり、ここ2縲怩R年は自分もそれを手がける機会が増えています。
構成と非構成のどちらがいい、という話ではありません。
でも、この二つの味わいを知っている方が、ワークショップへの理解も深まるし、自由度も上がると思う。
青木将幸さんを交えて、そのあたりのことを吟味する、少人数の機会をつくりたいと思います。
2008/10/17
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この他のワークショップの情報は、イベント情報ページ「LWのむこう数ヶ月」をご覧ください。
 

by 2008年10月11日