
砂時計:太陽の光、月の光
In this time
”ある時間”をしめす砂時計のシリーズより
これまでに沢山のお問い合せをいただいている、砂時計のシリーズ。その新作ができました(2007年12月)。
木枠のない、自立型・ガラス単体の砂時計です。
ご覧のとおり、ふたつで一組。
ひとつは「太陽の光が地球に届く時間」を、もうひとつは「月光が地球に届く時間」を示します。

大きさは、革のシートが10cm角。砂時計の高さは9.5cm。
砂時計の制作は、葛飾区のある職人さんにお願いしています。バーナーでガラス管をのばしながら、ひとつづつ手回しでつくっています。
ちなみに、国内の8の字型砂時計の大半は、彼の手によるもの。
自立型の砂時計は、一般的なものにくらべて工程が難しいそうです。普通なら軸として残す両端部分を、逆に凹まして、しかも垂直に立つように平らにしている。
彼は今回のために、作業用の新しい回転軸を注文してくれました。

砂の色は白。(むこうに見えるのはリビングワールド会長・タビー/茶寅)
砂時計の内容は、革のシートに日本語と英語で示されています。焼き印のように見えますが、レーザーマーキング。横浜の工房の仕事。
革は、タンニンなどの自然素材で鞣(なめ)された栃木レザーのもの。時間が経つにつれて、いい色になってゆくと思います。
さて、光の速度は、一秒に299,792,458 m。
街を歩いている人の姿も、水平線をゆく船も、私たちが見ているのは、実はほんの少し前のそれであると考えると不思議な気がします。
夜空の星にいたっては、何万光年も離れているものばかり。私たちが見ている宇宙は、すべて過去の姿なんですよね。
太陽は地球にきわめて近い恒星です。ほかの星々に比べたらずっと近い。それでもその光が地球に届くまでに、ある時間がかかっている。
さらに近い月からの光はどうなんだろう。
その時間を示す、ふたつで一組の砂時計です。
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In this time/イン・ディス・タイム
太陽と月の光の砂時計
・砂時計 H:95×40mmΦ ×2
・革シート 100mm角 ×2
・砂 プラタリー(自然砂/微細な黒粒が少し混じります)
・小さな読み物(太陽と月の光の栞)付き
・本体価格:17,280円(本体価格16,000+消費税)
*完売
◎商品について ─必ずお読みください─
・この砂時計は職人さんの手仕事によるもので、工場生産品と異なり、ひとつづつ個体差があります。
製法上、上下どちらか片方について、立てた時に少しぐらつきやすいものがあります。程度の大きいものは販売をひかえていますが、多少の精度についてはご容赦ください。砂の封入後、ガラスを閉じたその面を平面化する作業が、とても難しいと聞いています。
ご注文に関するお問い合せ:
有限会社リビングワールド・販売部
〒168-0064 東京都杉並区永福 4-8-22
FAX 03-6369-4720
by LW 2006/12/9