LWの、ここ1・2ヶ月
銀河系のキューブ「太陽系のそと・Mini」の製作が佳境をむかえている、ここ数日のリビングワールドです。来週にはページも公開できそう。
長考していた売値も決まりました(意見や視点を寄せてくれたみなさん、ありがとうございます!)。
7月下旬、硫黄島海域の日食に出かけた後のリビングワールドの動きを、簡単にお伝えします。
9月上旬、今年四回目をむかえる FOR STOCKIST という展示会に参加しました。
マスプロダクトというより、果実や作物のようなモノづくりを手がけている、全国・約60のつくり手による合同展示会。各地のショップオーナーやバイヤーさんを対象とした場です。
Landscape Productsの人々を中心に、COW BOOKSや大阪のgraf、新潟のF/Styleも参加。わたしたちは初参加。
隣は代官山のCOCCAさんと京都のebebe(モリカゲシャツ)さんでした。裏手・FLAMEさんの照明が銀河系にちょうどいいライティングでラッキー。
商談を目的とした展示会は初体験です。会場には3日間で2,000人以上の方々が訪れ、わたしたちも沢山の出会いを得ました。
東京以外の土地。沖縄、鳥取、京都、大阪、福岡、いろいろな地域で場を構え、しつらえている人たちにお会いして、時には背筋がのびる思いがした。出展者の多くがそうであるように、小さなお店を手がけている来場者が多く、担当者として…というよりその人自身として来ていて、足を止め、ジッと見て、話しかけてくる。
会場の目白・自由学園明日館はF.L.ライトの設計。
出展者同士の出会いも楽しく、中でも衝撃的だったのは糸編みユニット・knot の二人。STOCKISTの出展者ページで事前に見た時から「なにこれっ…」と釘付けになっていたのですが、実物はさらに有機生物的で。
しかも編み手のjung-jungは、約20年ぶりに再会した古い友人でした。
珊瑚やDNAや檜の葉といったモチーフそのものの柔らかさ、膨らみ、生きている感じが溢れている。「同じものは二度とつくれません。無理!」とjung-jung。10/10~15に東京・神楽坂で展覧会あり。
8月はこの展示会の準備や、プレデザイン・学外編のワークショップ、太陽系のそと・Miniの製作などを、例年どおりクーラーのない事務所で(常温派なので)、休み休み手がけていました。
そして9月中旬、西村佳哲の『自分をいかして生きる』が書店に登場。(本を書くに至った流れを本人がブログに書いています)
その翌週は香川へ出張。質の良いオリーブの化粧品をつくっている、小豆島ヘルシーランドという会社で、2日間のワークショップを。
彼らの会社がある、小豆島・西南部の「柳」という集落。
柳生敏宏さんという31才の若い社長さんが率いるこの会社に、夏から関わり始めています。
長いお付き合いになるかも。少なくともむこう半年ぐらいは、頭と心の一部をこの会社や小豆島に割きながら、月に1回程度のペースで通うことになりそうです。
ところで今この会社が、企画や開発を軸に、会社づくりをともに手がけてゆく仲間を数名募集しています。成長段階にあり、この後の数年間はとても面白いはず。
自分がいることで生まれるような仕事に力を投じてみたい人。瀬戸内海の小豆島で、太陽と土と海を日々感じながら働いてみたいな…という人がいたら、ぜひ東京仕事百貨に掲載されている募集記事をご覧ください。
小豆島に渡る前に、高松港のカフェ・Umieへ。
グラフィックデザイナーの柳沢さんが、店長の松下さんや仲間達と育ててきた場所。
連休でにぎわうUmie店内。いろんな居心地が混在する魅力的な空間。
たまたま同じ高松の漂泊(haku)というお店のオーナーさんから、先の STOCKIST に今年は行けないのだけど、ウェブを見てLWに興味を持って…という連絡をいただいていたので、Umieで待ち合わせ、砂時計や銀河系を見てもらいました。
流れの中での出会いは、楽しいですね。
右手前はUmieのオーナーでありアートディレクターの柳沢さん。左手前はデザインスタッフの住野さん。奥は漂泊のオーナー・堀井さん。
(撮影:川井さん)
ところでこの出張の少し前から、東京・多摩地区の若葉台に新しくできる市民文化センターで、小さなアースクロックが動き始めました。
音楽ホールや図書館の入った複合施設(稲城市立アイプラザ)の、エレベーターホールに設置。佐藤総合計画の落合葉子さん、国際ソロプチミストの榎本さん等との出会いを通じて製作が決まったもの。
こうしてふり返ってみると、夏とはいえ働いてますね。>私たち
詳しくは近日、Worksページでご紹介します。(施設は10/18オープン)
先週からつづいている「太陽系のそと・Mini」の最終検品と箱詰めが終わると、いよいよ来週はリリースです。
お楽しみに!と言える仕上がりになってきました。:-)
by 2009/10/5