ルヴァンの甲田幹夫さん、兄弟の数を語る

先週あるトークイベントで、リビングワールドの食文化の一翼をになうパン屋さん・ルヴァンのオーナー、甲田幹夫さんの聞き役をつとめた。

面白かったので、すこしお裾分けを。
 

──甲田さんがスタッフを選ぶ基準は?

甲田幹夫:うーん、やっぱりね、挨拶がちゃんと出来るとかね。お掃除が好きとか。
働くのはうちが初めて、っていう人はなかなか難しいね。どこかで、3年ぐらいは働いていないと…。

──礼儀作法や人間関係のイロハから教えなければいけないのは大変、ということ?

甲田:それもありますけどね。1縲怩Q年ぐらいで仕事場を変えている人は、問題も起こしやすいというか。
いろんな人が面接に来るんですけど、「なんでうちに来るの? 今やっている仕事でもいいじゃない」って言うことが多いですね。

どんな仕事でもね、一流っていうか、自分の中でレベルあげてやっておけば、それは必ずなにかに活かせる。
3年もするとね、ある程度みえてくるっていうか。4年目にも入ると、仕事がマンネリ化してくるかもしれない。けど、視点をかえるとね、それはプロとしての道のほんの接点っていうか。

マンネリをいかに活かすかというのが、プロにいけるかどうかの境目だと思うんだよね。やっと身体が動くようになったり、自然に出来るようになったところなわけで。

──ようやく、そこから始まる世界があるってことか。そうだよなあ…。他には、どんなところを見ているんでしょう?

甲田:血液型も見ますね。

──(一同笑)その他には?

甲田:前、学校の先生やっていた時に思ったんだけど、やっぱり一人っ子には問題があるというか。すごくいい子か、あるいはビョーキといいますか。

──ビョーキって…、いま固まってる人がいるかもしれませんよ。

甲田:すいませんね(笑)。で、二人兄弟だと…。

──先にいかないで、一人っ子の話をフォローしてください。

甲田:んんー、やっぱり一人よがりっていうかね。お母さんとお父さんの愛情をたっぷり受けて、素直にいけばいいんですけど、そうでないこともあると。
人の成長には、嫌いなことをやることも大事だと思うんです。そうだな、自分が嫌なことでもやれるか、ってところも見ます。でも一人っ子は自分一人ですから、好きなことばかりやりたがっちゃうとかね。そういう傾向があります。

で、二人兄弟っていうのはね、あなたと自分という関係ですので。二人の関係の中でモノゴトをみる。つまり、なんでも比較しがちというか。あっちがいい、こっちが正しいとかね。くらべるという形で、自分や他人をみてしまうところがあるんですね。

でも兄弟が三人になると、二人のケンカに割って入ったりね、少し離れて客観的に見たり考えることが出来たり。距離のとり方とかね、社会性が生まれてくる。
だから、兄弟は三人から…と思うんですね。なのでこれから子どもを産む方は、ぜひ三人以上で!

──甲田さんは?

甲田:僕は三人兄弟です。
 

ちなみにリビングワールドの場合、僕(西村佳哲)は二人兄弟。西村たりほは、四人兄弟。
 

by LW 2007/3/11

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