
つづくつながり
13-8-6 たりほ
愛しい存在との別れは とても淋しく 辛いこと
心とからだは 驚きのあまり 力を失う
そのとき 魂は どんな声をきいているだろう
肉体を離れ 星に還った存在たちは
自由自在に あらゆる処へ行くことができるから
朝の光のなかで 悲しい別れに沈む この足元に
なじみのやり方で そっと触れたり
夜の闇から 夢で何かを届けるかもしれない
だから 忘れることがないように
遠くの青い星たちは いつも そばに在ることを
ともに過ごした かけがえのない日々のなかに
ちりばめられた光の知恵を
きらめく流れは 常にそこにある
のばした手から やがて勇気がほとばしる
声は たえず届いている だから
こころの 目と 耳を ひらくことができるように
常に忘れることがないように
別れの後にも つづくつながりのことを
声は 届きつづけている
だから その尊い扉を ひらくことができるように

*
by tariho 2013/8/6