
Jun 22, 2022
5月末から約10日間、遠野のクイーンズメドウ・カントリーハウスに滞在して、2つの「インタビューのワークショップ」を開いた。合宿版は2年半ぶりだ。
まだ寒かったのもあるけど、換気にもなるので、ずっと暖炉で火を焚いていた。「火は初めて」というメンバーも、あっという間にその扱いに慣れて、毎日上手に熾火から起こし直していた。
同じ場所に別の生き物がいると、人と人の関係が柔らかくなるというか、なんだか面が増える印象がある。一緒に居やすくなる。
遠野には馬がいて、彼らのコミュニケーション特性には「インタビューの…」が取り扱う「きく・はなす」とつながるものがある。その意味でもいい効果を感じてきたのだけど、暖炉の火も同じだな。
クイーンズメドウに限らず、穂高養生園の森の家でも、清泉寮のアンデレホールでも、ワークショップ中の部屋に自分たちで手をかけられる火があるのはいい。別の生き物が一緒にいて、生きている感じがする。


2年半ぶりの「インタビューのワークショップ」をひらいて、オンラインと合宿版のハイブリッドも出来る気がした。秋口にひらいてみよう。
今年は「インタビューの教室」や「ワークショップ」を多くひらくと思う。
これまでは仕事の合間を縫って年に何度か、という感じだった。終わったらすぐ日常の仕事に戻る必要があった。
でもしばらくの間、マイペースを少し脇に置かないと出来ないプロジェクトというか、複雑で期間の長い請負の仕事にはかかわらないつもりなので、せっかくのこの時期に、もう好きなだけやってみたい。これは誰かに頼まれてしている仕事ではないので、自分が飽きてしまったら出来なくなる。「飽きるかも?」という危機感は数年ほど前に一度感じたことがあったが、昨年から試みたオンライン版も功を奏していまその不安はない。もっと勉強したい。
一方で最近は、あと何年つづけられるかな?と考えることがある。集中力も要するので、何歳になっても出来るものではないと思うんだ。